3Dプリンターで軍艦模型が・・・

3Dプリンターで、軍艦模型に挑戦!

Blenderで軍艦模型を作れたら・・・モデリング編 第二十二回 上部構造物6

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3のスポンソンの完成図。

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4の艦尾40mmスポンソンは、実際には、円形の砲台下の部分だけで、かなり丸っこいパーツなため、細分化(サブディビ)を前提に作ります。(面を大きく)

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出来るだけ、大まかに構成します。

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細分化をかける前に、お約束のエッジを立てるため、赤のラインをナイフツールでカットします。

 

そしてモデファイアーから、細分化(サブディビジョンサーフェス)をかけました。

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値は、デフォルトでOK!

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これで、シアーライン上の4つのスポンソンは、出来上がりです。

 

 続いて、反対舷のスポンソンですが、これは、2以外は左右同じなので、グループにして、一挙にミラー反転で作る事にします。

(ただ、艦尾4はサブディビモディファイアーが掛かっているので、これだけ別にします)

 

まずは、グループ化です。

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1〜3のスポンソンを選択し・・・(アウトライナーからも選べます)

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ヘッダーメニューからオブジェクト、統合を選択・・・

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一つのオブジェクトになりました。

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で、ミラーモディファイアーをかける訳ですが、

当然このままかけると、うまい位置に反対舷ミラーはされません。

 

ミラーする位置は、Blenderの場合オブジェクトの原点を基準としますので、原点を船体の中央に合わせる必要があります。

 

しかしBlenderでは、原点を移動するには、3Dカーソルと言うやはりBlender特有の基準点を移動することによって、成立する事になるので、今回は原点を、その3Dカーソルに移動する事に致すとします(あ〜文ではややこしい、ですが実際は簡単!)www。

まず、その3Dカーソルと言うのを表示させまする。(現れている

場合は、そのままで)

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ビュポートオーバーレイから(一番上の赤丸)下向き矢印をクリックして、オプションを開き、中段上の3Dカーソルと言うオプション(2番めに上の赤丸)にチェックをいれます。

すると、緊急用の浮き輪みたいなカーソルが、現れます(一番下の赤丸)すでに現れている場合は、ここがチェックされているわけです。

逆にハズせば、消えます。

これが、3Dカーソルで、ある意味Blenderの顔でした。

(昔のBlenderは、左クリックが、3Dカーソルの移動だったので、表示しておくと何かと、動かしていまいトラブりました。w)

で・・・

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現れたら、これを、船体の中央へ移動します。(この場合、船体の中央が、反対舷へのミラー軸となる)

”N”キーを押して、ビューメニューを開き、3Dカーソルから、(一番上の赤丸)位置X,Y,Zをそれぞれ0,0,0として設定する。(二番目の赤丸)すると、3Dカーソルが、船体中央に移動する。(三番目の赤丸)

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そこで、統合した1〜3のスポンソンを、選択して、ビューのヘッダーメニューから、オブジェクト、原点を設定、原点を3Dカーソルへ移動を設定すると・・・

ミラー準備OKです。

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ミラーモデファイアーを適用!

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うまい具合に左右に、スポンソン群が出来上がりました。

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ただ、この時のミラーモデファイアーのオプションは、クリッピングとマージを外します。(スポンソン同士が離れているから)

また、2のスポンソンは、形状が若干違うので、後で手直し致します。

ついで、4のスポンソンもミラーモデファイアーを適用します。

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4のスポンソンは、サブディビが、かかっているので、まず複製を取ります。

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 それからオブジェクトモードから、オブジェクト、変換、メッシュで、メッシュ化してからミラーモデファイアーをかけると致します。

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メッシュ化すると細かいポリゴンとなる。(重い)

もちろん原点の位置を、3Dカーソルへ移動してからミラーをかけます。

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うまい具合にいきました。

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これで、上甲板のスポンソンは完成とします。