3Dプリンターで軍艦模型が・・・

3Dプリンターで、軍艦模型に挑戦!

Blenderで軍艦模型を作れたら・・・モデリング編 第十回 船殻の作成4

前回の、3面削除より、今度は面作成に至ります。

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 まず、側面図を見ると

艦首部分から至るシアーが斜めに降りているのが、わかります。

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この上甲板ラインを、面の作成によって再現します。

すなわち

 

1 編集モードのうち、面の選択モードから、辺の選択モードに

切り替えて

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2 最初の辺を左クリックで選択します。(辺は、真ん中辺りをクリックして下さい)

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3 次の辺をシフトキーを押しながら選択(作成する三角面うち2辺を選択)

4 この状態で、”F"キーを押します。

すると・・・

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面が作成されました。

この”Fキー”って言うのがミソです。

Blenderでは、今のところ、面の作成はこれしかないようです。

ですので、ショートカットのキーマップは常にBlenderか、Blender2.7Xしか使えません、業界標準マップ、IndustryCompatibleにしてる方は、面作成が無いようです。(IndustryCompatibleだと”Fキー”小出しズームみたいです)

続いて、続いて、船体反対側も面を作成します。

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 あとで2分割して、シンメトリモデリングするので、反対舷は、絶対の必要では無いのですが

 バランス感覚(立体デッサン力)を頭に叩き込むには、常に両面をモデリングを心がける事が吉です。(小脳昇華まで)

 作業が早いだけと言うだけでは、バランス感覚は蓄積されないのですね。

(3Dを長年やってても、依然、実際の彫刻が出来ないのは、これによります)

まあ、彫刻なんてしない、デザインセンスなんか関係ない

デザイナーよりオペレータと言う人はいいですが。

 

 その次は、上面の作成です。

またぞろ、2辺を選び・・・いや今度は4辺を選んで

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複数選択では、一番新しい、選択箇所が白くハイライトされ、以前の選択は

オレンジ色に表示されます)

 ”F”キーです。

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これで、上部の面が、作成されました。シアーラインの一部が完成です。

次は、も一つお隣です。

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ここも、まず

編集モードのうち、今度は辺の選択モードから、面の選択モードに

戻して、上面と後面を選択。

Dellで、削除します。

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上記のようになりました。

で、ここで側面のシアーラインを確認しましょう。

 

側面図オブジェクトを参照するには、現在は船体オブジェクトに阻まれて

よく見えません。

 

 確認する方法は、多々ありますが、ここでは、もっとも

簡便な3Dビューのシェーディングを切り替える方法で確認することにしましょう。

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まず、それでは、確認するビューを側面ビューにして

(1 上図、ヘッダーメニュー”ビュー”から、”視点”を選んで、左を選択すると側面ビューになる)

その上で、2 の左上赤丸で囲った地球儀のような丸の左隣りの透明な四角が

2つ重なったようなアイコンを選択。

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シースルーになったオブジェクト。(ワイヤフレームモード)

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3Dビューのシェーディングアイコン

左赤丸が透過表示(裏側のポリゴン選択が出来るようになるモード)

右赤丸がワイヤフレーム(オブジェクトをワイヤーだけで表示するモード)

その一つ右が、デフォルトの陰影表示(ソリッド)

その隣が、マテリアル、レンダリングとかですが、モデリングでは

あまり使用しないので、今は説明を省く事にします。

(良く知らなかったりしてwww)

 

 

結局、確認するのは以下の赤線のシアーラインです。

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それで、今度も辺を選択して、そのシアーラインに合わせた面を作成してゆきます。

  

では、まず、3Dビューのシェーディングをソリッド(デフォルト)戻します。

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そして、下記の3つの辺を選択します。

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そして面作成の”F"キー

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シアーラインの側面が出来ました。

続いて、同様の手順で反対側も作成します。

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さらに、さらに下の4辺を選択し、”F"キーを押し、上面を作成します。

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完成した2つ目の、艦首シアーラインの沿った面。

 

さて次の面は、一甲板、高くなってると、言うより、ブルワーク分、嵩があり、

また垂直に切り立ってもいないので、ひと工夫入れましょう。

  

ナイフツールの使用

 

 ナイフツールは、押出しコマンドとともに、ポリゴン編集には、もっとも良く使うものなので

是非、どしどし仕様し、小脳覚醒させましょう!

 

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 1 まず、編集モードを頂点選択モードにし。

2 ツールシュルフからナイフツールを選択。

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 そして、出てきたナイフ形のカーソルを、切りたい始点の付近に持ってゆき、クリックすると

グリーン辺と四角に表示される事が、あります。

 

 これは、切りたい始点がグリーンで表示された辺の、任意(自由)の場所で、ある事を表示しています。

 

 これに対し、マグマ大使、赤のラインで囲まれたグリーンの四角で、表示される事もあります。

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これは、その場所が(切りたい始点)、頂点で有ることを示しているのです。

今回は、この頂点から切りたいので、クリックしてこの表示になったら、

OKということです。

(クリックをノーカンにするには、右クリック または ”ESCキー”を押します)

 

 この一連の選択動作は、スナップと言う機能で、強制的に、頂点へ・・・とか

関連ずけ出来ますが、スナップは、機械的で有り、初心者としては記憶に残りにくいため、扱い易いポリゴンのウチは、フリーなマウス感覚を身につけるためにも、スナップなしで、選択してゆきたいと思います。(ま、すぐに、スナップなしでは出来ない作業が来るのですがね。すぐですw)

では、次回。