3Dプリンターで軍艦模型が・・・

3Dプリンターで、軍艦模型に挑戦!

Blenderで軍艦模型を作れたら・・・モデリング編 第六回 船体の立ち上げ

 続いて、この平面に厚みをつけますが、その前に、またまた一つ手続きが。

 

 これは、3Dならお約束の面の表(存在)と裏(無)の表示です。

何かと、これをハッキリしときませんと、特にプリンターデーターとしては

後でややこしいことになります。

 

まずは、表裏ハッキリさせときましょう。

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面の表示を赤と青で・・・

すでに、面は青くなっていますが、これはビューメニューの、右側にある 透明の円と

ブルーの円が重なったアイコンの、右となりにある下向き三角をクリックして(赤丸)

現れるオプションの、面の向きにチェックを入れてあるからです。(赤丸)

 

 これをチェックすると、面の表が青、裏が赤となり、3Dプリンター出力で一番問題となるエラーを発見しやすくなり、大方防ぐ事が出来るので重宝します。

プリンター出力前提のモデリングでは、是非活用しましょう。

 

ちなみにMAYAなどにも、この機能はもちろんありますが、色がデフォでは見にくく

ハッキリ言って使いづらいと思います。

 

 

 とまれ

要するに、3Dプリンター出力モデルという物は、浮き輪のような袋構造でないと

うまく出力出来ないのでこのような注意が念を入れて、特に特に必要となります。(ねぶた祭りの大燈籠のような構造なのなの)

 

 とにもかくにも、面の管理と向きが最重要の要素になるわけです。

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裏は赤に表示される

下から見ると、ちゃんとウラ面は赤に・・・

 

続いて貼られた面を各頂点に対応して、面を分割します。

まず全域、三角形にして・・・

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三角ポリゴンへの分割

青の表全面を、選んで、3Dビュータブの”面”から面を三角化を選んでクリック。

すると、すべてに三角面が貼られる。

 

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ちょっと見づらいかも知れませんが、各頂点間に黄色いラインが引かれ斜めにも

分割され三角形のポリゴンになっている。

 

さて、その次は、これを四角形へ変換です。

 

まず、そのまま全面が選択された状態で・・・

 

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3Dビュータブの”面”から今度は、三角面を四角面にを選んでクリック。

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すると、一番上のポリゴンのみ三角面が残り。それ以外はすべて、四角面となりました。(選択モードを面にします)(赤丸)

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(頂点数が、違うと少し結果は異なるが)

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これで艦首、艦尾以外に、すべて四角ポリゴンで統一されました。


 

いよいよ、これで、この面を上へ、押しだし船体の基礎作りがはじまります。

 

 

 1 面選択モードへの切り替え

 

 ビューの面選択モードを選ぶ(上図、赤丸参照)

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ビューの面選択モードを選ぶ(上図、赤丸参照)

 

2 全部の面を選択する。

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すでに選択されているので、全面紫色になっている。

 

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ここで、視点を変更 ビューメニューから左側面ビューに切り替える。

 

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左側面になったら、左側のツールシェルフバーから、押出しコマンドをえらんで、一番上の、押し出し(領域)を選択。

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プラスの矢印と白い円がひょうじされるので、そのプラスの矢印を上へドラッグする。

おおよそ、船体の上甲板部分の半分の高さまでドラッグ(紫の領域)

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 少しビューを回転してみると、だいたいこんな厚みが、出来てればOKとします。

(オオザッパw)

 

以下次回へ。