3Dプリンターで軍艦模型が・・・

3Dプリンターで、軍艦模型に挑戦!

Blenderで軍艦模型を作れたら・・・モデリング編 第十四回 船殻の作成8

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前回、艦首部を非表示した頂点ポリゴン。

 

消したら、当然、再表示も覚えておきましょう。

ショートカットキーは”Art+H”でです。

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見易くなった、艦尾部分のみのライン表示

では、次は上記図を、下記図のような艦尾ラインにするため、ポリゴン(頂点)編集を

します。

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まず、頂点が、まだ、まだ足りないので、ループカットツールで一ライン増やします。

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この増やしたラインを使用して、以下のように艦尾を整えます。

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さらに、こんな感じ・・・

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両舷に実行。

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正面図としてみると、こうなります。

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ちなみに、艦首の部分側から見るとこうなります。

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見事に、内部が赤、外皮が青と真っ二つですので、一応正常なオブジェクトと言えましょう。

良かった〜ww

 

 さて、一作業終わったら、すぐに全体をば、確認。

ショートカットキーは”Art+H”で全体を再表示。

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艦首から・・・

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商船らしい、丸っこさが出てきて、良い感じですね。

この辺は、軍艦とは、また違った美しさがあります。

 

 ただ、この図は艦首部分にラインを一本加え、艦首も修正してあります。(赤のライン部分)

これも、ループカットツールで分割して、頂点移動で艦首カーブラインに合わせて作成します、やり方は、今までどおりの復習の意味を兼ねて作業してみて下さい。

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で、これが、艦首、艦尾合わせた、同時表示の正面図です。

同時表示だと、たしかに、ややこしい表示・・・

 

さて一応、バランスを検討しイメージを確認したら、船殻作業としては、シンメトリ処理へ移ります。

           ミラーモデリング (シンメトリの作業)

 およそ、この世にある物は、左右対称で有るものが、非常に多く、生き物、そのものも、クローン(セル)増殖をベースとしているだけに、コピーとバリエーション一つである、反転(ミラー&シンメトリ)は、形成の基本中の基本です。

 

ただ、デザイン上では、逆に、このコピーや反転は、自滅しかねない、両刃の剣である事だけは理解しておいて下さい。

 

 脱線はこのくらいにして、実際のシンメトリ作業に移りましょう。

 

まずは、船殻データを、ミラー&シンメトリ作業に適用しやすいような、データに整えます。

(具体的には、もっとも大事ポイント、ミラー軸を整える)

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頂点編集モードで、ボックス選択、正面図から白枠の頂点群を選択します。

(今回は、この縦軸が、ミラー軸となる)

 

そして”S”キーを押して、続いて”Y"キーで、”0”そして最後に確定の”Enter”の4つを押します。(このコマンドの詳細は次回以降に行います)

S+Y+0+Enter・・・Ok!

 

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すると、縦軸の頂点群は、きれいに揃えられました。

そして、ミラーコマンドをかけるため、左右どちらか半分を消去します。

すなわち、正面図を、大きく拡大しておいて、ボックス選択で片側を選択します。

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黄色くハイライトされた右舷・・・(今回は右舷を消す)

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そして、消去”Dell”キー プッシュ!

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これで、ミラー軸(X軸)の準備は整えられました。

さあ、ミラーコマンドです。

         

         モディファイアを適用する

 

ミラーは、モディファイアなので、まずは、オブジェクトモードします。

 モディファイアと言うのは、フォトショップで言うところの、ファルターみたいな物ですが、?3Dではメッシュ編集(頂点、辺、面)をいじらないで、効果を加えるコマンドです。 よう知らんwww

 

モディファイアを適用するには、まずオブジェクトを選択し

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スパナのマークアイコンを選択

次にモディファイアを追加欄の右端の三角をクリック(上図では、三角は切れてる)

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現れたモディファイアリストから、ミラーを選択。

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ミラーモディファイアのオプションでは、座標軸”X"を選択

クリッピング、マージはチェックする。

マージの単位は取り合えず、0.001cm

これでOK!

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で、以上のように、また消したはずの右舷が出現される。

これで座標軸”X”に対して、左右がまったく同じシンメトリのオブジェクトが

表示されたと言うわけです。