3Dプリンターで軍艦模型が・・・

3Dプリンターで、軍艦模型に挑戦!

Blenderで軍艦模型を作れたら・・・データ編集編 第五十回 エクスポート編4

             ラフト(支柱・土台)モード

 メイン画面の右端最上部にある、2つのタブのうち、もっとも右の、なんかパルテノン神殿のようなヤツが、ラフト(土台)&サポート(支柱)モードとなります。

 

おう、早速、クリック!と行きたいのでが・・・

 

 サポートは、オブジェクトが完全に地面(ベース)が接地していると(高度0)派生出来ないのですね。

これは、船首を接地して、回転して、船尾を持ち上げたのだから、当然です。

ですから、やはり、0ではなく、少なくともサポートの長さ分、船体を持ち上げます。

左端の縦メニューの一番上、移動ツールに切り替え、z値(青、高さ)を3mmと入力し

船体全体を持ち上げます。

で、それから、再びラフトモードにして、下の欄の”すべて”のアイコンを、クリックしてみます(赤丸参照)と・・・(取り敢えず数値は皆、デフォのまま)

出現しました〜、ムーミンのニョロニョロのような、大群が・・・

トトロのおばけみたいでもあります。

 

  出来たサポートの森、よく見ると、しかし、船体のディテールを損ないかねない部分まで、生えてしまっています。

 

 基本、3Dプリントオブジェクトは、後で、サポート、ラフトを全部、排除しなければならず(とてもメンドー)、また、その痕跡は、作品そのものを台無しにしてしまうので、痛し痒しのところがあります。

 

 出来うる限り、サポート、ラフトはカットしたり、細くし、出来れば無くしたいものです。

しかし、そうすると、プリントを失敗(脱落、支柱からオブジェクトがタンクへ抜け落ちてしまう、そしてFEPフィルムに張り付いて大惨事www)が大口を開けて、待っております。

 

 う〜ん そ・だ・ね・ここが、この方式の一番のジレンマと言うか、ジュリアーノじぇんまと言うか・・・

で、取り敢えず、良い思案もないので、サポート自動はあきらめて、手動で編集をしてみることに。

 

実は、このソフトでは、サポート、ラフトの編集は、個別に出来て、追加したり、消去したり、が可能なのだ。

 

                サポート編集

まず、先程のラフト群を、支柱モードメニューの最下段、すべてを削除(赤丸内)をクリックして、さっぱり消し去る。

で、今度はその2段上の、床面のみをクリックする。

すると、船体側面にへばりついていた、サポートは大分軽減され、ちょっとは考えられたデータとなりました。

 

これは、つまり派生する部分を船体の底面のみに限定し、なるべく乾舷部に、影響をせぬよう処理した。

と言う事なのだ・・・と思う。

 

この状態にしておいてから、サポート、ラフトの細かい個別編集をしてゆくことにしましょう。

 

            編集1 サポート選択、削除

まず、邪魔なサポート除去からいってみよう。(選ばれたサポート上部の図例)

サポートを除去するには、支柱モードメニューの最下段から2列目の真ん中、サポート削除アイコンをクリック。

 

 それから、マウスでいらないと、思われる支柱をクリックする。

サポートが、赤くハイライトされ・・・

DELキーを押すと、削除される。

だいたい、こんな感じで、さっぱりと・・

反対舷も同じようにして、刈り上げる。

しかし、良く見ると水線のラインのギリギリが、サポート材の洗礼を受けて

しまっている。

(赤丸内)

こんな感じだと、サポートを外した跡の処理は、当然ながら、なかなか難しくなってしまう。

ヤスリ掛けとか、メンドいよね〜 www

(注、模型を作る人が、言うセリフではありませぬが)

 

が、も少しなんとか・・・

でで、赤ラインの下をキッチリ出すために、削ぎ落としました〜1

(だ、大丈夫か?)

勝負します。WWW

俯瞰から見るとこんな感じのサポート群(今回はラフトなし)

で、一旦、右上のパルテノンアイコンの左側、ギアアイコンをクリックし

配置モードへ移動。

設定の下のスライスボタンを押す。

これが、そのスライス結果。