3Dプリンターで軍艦模型が・・・

3Dプリンターで、軍艦模型に挑戦!

Blenderで軍艦模型を作れたら・・・プリント編 第弐回 プリント効率化

 前回の、じか置きで、一応プリントの目安がついたのだけど。

 

 ここで、ふと、新たなる疑問が、と言うより、2つの試みがしてみたいとフツフツと

湧いて来た。

             2つの試み

 

 一つは、じか置きによって、プリント時間が、大幅に短縮された事。(3時間34分が2時間35分に)

 

 要するにUVレジンの方式は、オブジェクトの断面積に関係なく、その高さにのみ支配されるという事らしい。(紫外線照射時間などにも、無論関係するけど)

 

 故に、高さを出来るだけ縮めてプリントデキないか?と言うのが、1つ目の試み。

 

 そして、今一つは・・・

ちょと、前にも、書いたけど、プリンタのレイヤー解像度(Z=デフォルト0.05)の大小の変化で(0.025位)、ほんとに精密に(解像感)、なるのかぁ?と言う、漠然たる想い。

 

おーし!とにかく、こうなったら、どちらも、即、試して見たいと、実行することにした。

 

             時間の短縮へのチャレンジ!

 

 まずは、プリント時間の短縮のキーとなる、高さの圧縮。

まあ、そんな声高に挑戦する事ではないが、今回のプリントを見ていると、どうも無駄な

作業(ベットの上げ下げ)が多いと言うのに気がついた。

 

 実は、プリントの中盤50パーセント前後あたりから、プリント断面の形は、ほぼ真っ黒・・・

つまり、ボーグの飛行甲板がプリントアウトされると、後は、ほとんど、スカスカの量のプリントが続けられているのだ。

(真っ黒、スカスカ、ほんの一部しか、プリントされてない)

艦橋や、アンテナ等の、高さは、ここまでの倍はあるが、断面積は、ほとんど無い。

だから、これらを別パーツにして、飛行甲板以下の高さに、沈めてしまえば、時間短縮と言う事になるハズ。

 

 そこで早速、Blenderまたまた登場!

 

            艦橋を切り離す

カットのやり方は、ここでは触れないけど、とにかくボーグの全体から、艦橋一部と、高くて出っ張ったマスト、クレーンなどを別パーツにする。

(本来は、艦橋基部で、分けたいのだが、このあたりは、いろいろ形状が混じってるので、切断すると修正が多岐に及ぶので、キリのいい所で、分離した)

 

しかし、ここで問題が発生・・・

 

そう、つまり、このパーツは、そうすると、例の”じか置き法”が使えるのか?と言うことである。

確かに、船体は、断面が大きくベッドから、脱落しにくい形状だから良いが、

これら細かいパーツは、小さいので、温度やFEPフィルムのコンディション等、簡単な不利条件が重なると、すぐ欠けて

しまう確率は高い。

  

ど、どうする?・・・

 

しばし、考察の末、ここは、これらに素直にサポートを付ける事にした。

と言うのも、多分にこの位の部品なら、たいした数のサポートは、いらんだろうと踏んだからだ。www

でで、サポートは、こんなもんで、どうだ?(円柱のスカートを、Blenderで、下に履かせた)

 

さら、さら、さらに・・・

バラバラになると、変な風に、フィルムに付着せんとも限らないので、今回は、バッチシ、土台(ラフト)も付ける事とした。

 

よしよし、このぐらいのサポートなら、楽に切り取れるし、後処理もそんなに苦労はしない、ハズ。

(ハズばっかしだが)(シロート考え)

(船体と切り離した、艦橋、マストパーツ群)

 

 因みに、このラフトも、CHITUBOXには、悪いケド、Blenderで制作。

さて、どんな結果が出るか、取り合えずChituBoxで、スライスをかけて見た・・・

 

・・・ところ。

(赤丸参照)なんと、1時間41分、前回よりまたまた、1時間近く減少した。

後、ひと工夫で、1時間をも切れる・・・かも。

いや、そうは問屋がおろしてくれるかわからんが、

まずはこの設定で、ドンとプリント行ってみよう!。

 

以下次回。