3Dプリンターで軍艦模型が・・・

3Dプリンターで、軍艦模型に挑戦!

Blenderで軍艦模型を作れたら・・・イイナ 第十一回

モデリングの初期設定

1バックアップファイルの設定

 まず、最初にすべきはバックアップファイルの設定です。

3Dソフトでは、大抵ここぞと言う時に、フリーズしますので

最初は、自動でバックアップをする設定になってます。

でも、自動と言っても、今度は肝心の操作中にバックアップを行って

ノリを妨げたり、間を入れたりして困るときも有るので、

設定を自動ではなく、自分でしておきましょう。

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編集よりプリファレンスを選択

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プリファレンスの中の左側タブから、セーブ&ロードを選択

 

この中の真ん中にまず、自動保存の項目が有ります。

デフォルトでは、2分毎に保存となっていますが、プログラムが大きくなってゆくと

時間がかかるようになり、作業しづらくなるので(何?私のPCはSSDで書き込みが早いから関係ない?そんな人はいいのですが・・・)それにしても、も少し長い

間隔がいいでしょう。この辺は、お好みで。12分。あくまで私の場合。

 

 後、自動保存項目の一つ上に、バージョンを保存、最近使ったファイル数がありますが、これも少し盛ったほうが良いと思います。

 

 バージョンは2つ、最近使ったファイル20。私の場合。

バージョンとは、保存する時に、現在のファイルを保存する事を、1

一つ前のファイルも保存して上書きしない事を、2

も一つ前のファイルも保存して上書きしない事を、3・・・

わかりますよね。

 

 最近使ったファイルというのは

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ここですね。この横に普通は使用したファイルが出てくるわけです。

 

 

モデリングの初期設定2

画角の設定

画角の設定には、2つの設定があります。

一つは、投影法の問題・・・

これは要するに、人の眼球が、球体であり、なお光線を遠近法で取り入れているため

同じ大きさの物でも、視点から遠いほど小さく感じる透視図情報だからです。

 

 Blenderなどの3Dソフトでは、デフォルトでこの透視投影法になっておりますが

脳の中では、情報が整理されて、同じ大きさの物は、視点に関係なく同じ大きさ

に変化するのでモデリングしずらいと言う場合もあるのです。

この場合に平行投影に切り替える事が出来ます。

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デフォルトの透視投影法

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平行投影法

 

切り替えるには・・・

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 ビューの透視投影/平行投影で切り替えます。

まあ、平行投影がモデリングには良いと言う人もいますが、経験上パースペクティブビューでは、デフォルトで良いと思いますが、どんなもんでしょう?

 

 と、それより、画角の設定2つの内、もう一つの設定が大事です。

 

3Dビューポートの焦点距離

 

 焦点距離というのは、よくカメラなどでレンズの画角を指す単位です。

広角、標準、望遠などです。

 

一般的に標準を、50mmにして(35mmフィルム換算)それ以下を広角

以上を望遠としています。

 

違いは、モノの見え方です。広角ほど遠くのものが小さく見え、望遠ほど

大きさが変わらなくなります。つまるところ、先程の透視投影/平行投影の

関係です。こちらの設定の場合は、mm数値によって、細かい投影が出来ると

考えれば、当たらずと言え遠からずと言ったところでしょう。

 

モデリングする時は、ですからオブジェクトの大きさや目的によって使い分け

ると良いでしょう。

 

巨大感や、リアル感を強める表現をする場合は広角系

デザイン的で静止画的美しさを、求めるには望遠系

 

まあ、撮影(レンダリングカメラ)時によって結局変えられるんですが

モデリングに際しても、目的を意識する画角が、もっともモデルに

影響を与えると思います。

ちなみに、当ブログでは、軍艦の模型の制作が目的なので、デフォルトの50mmで問題ありません。

ポートレートなど人物描写のうち、フィギュア・ヒロインキャラクター等なら、だいたい

中望遠90〜120mmと言われています(参考まで)

 

焦点距離の設定

この設定は、ビューからサイドバーをクリックするか、ショートカットで(N)を押して

サイドバーを表示します。

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すると3Dビューの右側に現れたサイドバーの一番上が、焦点距離の設定です。

数値をクリックして、お好みの値にして下さい。

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 現われないで、別のメニューが、表示されている時は、右隅にビューと言うタブが出るので、これを選択します。

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  次に焦点距離の下の欄に、範囲の開始と言う項目が有りますが、これはズームを使用した場合、拡大率が高いとパッと白くなって表示されなくなったり、カクカクした動きになって見づらくなるので、予め、滑らかにズームするための開始値です。

例えば、1000mの物体を、1cm単位で拡大、縮小してたらPCもおかしくなりますよね。

 

 おっとこの単位は、実はプロジェクトに使用されている単位によって、変動するので

まず、そのプロジェクトに使用されている単位を説明しますね。

 

次回の初期設定2は、このシステムの単位ついてです。